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現代アジア研究クラスター

氏名村田 雄二郎(ムラタ ユウジロウ)
博士後期課程教授
研究者データベース(オリジナルサイト)

業績一覧
研究室志高館268
E-mail:ymurata@mail.doshisha.ac.jp
村田雄二郎

研究分野

中国思想史 
中国近現代史
日中関係史

プロフィール

大学入学時は古典中国に興味があったので,第二外国語に中国語を選択しました。大学院時代の1982-84年に北京大学哲学系に留学し,しだいに現代中国に興味をもつようになり,結局,古典中国と現代中国をつなぐ(はずの)近代思想を研究するようになりました。いまから思うと,留学時代の中国は貧しいながらも希望に満ち,そして日中関係はかつてない「蜜月」期にありました。関心の幅は,近代中国のナショナリズムから,ジェンダーやエスニシティにも広がっていきました。ここ10年ほどは,「大国」中国の行く末に思いを致しながら,もっぱら近代日中関係の歴史を勉強しています。いま生じつつある東アジアの大きな変化をふまえながら,また地域の歴史的文脈への視野をもちながら,現代中国という巨大な対象に,あえて「素手」で立ち向かっていきたいと考えています。

学生へのメッセージ

坂口安吾に「学問は限度の発見だ。」という箴言があります。「人間は,決して勝ちません。ただ負けないだけだ。」に続けてそう言い,「私は,そのために戦う。」というシビレるような啖呵を切っています。大戦に負け,焦土と化した日本を眼前に『堕落論』の著者は,人間の性(さが)と生を力強く肯定しました。あの“三・一一”から,私は安吾のこのことばを日々かみしめています。科学の発見も人文学の思考も,その究極の目標は人間の限度の把握にあるはずです。それは,安吾も言うように,諦観や冷笑や退嬰とは正反対の,人間に対する無限の信頼に発する「知」の肯定でしょう。とはいえ,世の中はいまだに差別や偏見や狭隘な排他心に満ちています。グローバル・スタディーズとは,これら人類の普遍的課題に対する「負けないための戦い」の学問的武器であるべきだと思います。私は安吾のことばに背中を押され,これからも中国研究の場で「負けない」ために,微力を尽くしてゆく覚悟です。

坂口安吾曾说:“学问在于发现极限。”“人类决无胜利,仅能不败”,他接着说,“我为此而战。”目睹战败后化作一片焦土的日本,《堕落论》的作者安吾以这段酣畅淋漓,振聋发聩的箴言,强有力地肯定了人类本性与生命的可贵。自“三·一一”大地震后,我日日体味着安吾的这段话语。科学发现与人文思考的终极目标,亦当在于洞悉人类的极限。正如安吾所说,这与超然、冷笑与退缩截然不同,乃是出于对人类无限信任的“知识”的肯定。然而,当今社会仍然充满着歧视、偏见与狭隘的排他心理。面对这些人类的普遍课题,全球研究应当成为“不败之战”的学问武器。我将以安吾的箴言为后盾,继续在中国研究这一“战场”,为了“不败”略尽一份绵力。

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