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博士後期課程
カリキュラムの概要
本研究科は、大学などの研究機関や国際機関などで活躍する高度な専門知識をもった人材の養成を目指す独立研究科として、博士課程(前期・後期)の教育に力を注いでいます。とりわけ、博士後期課程では、指導教員の演習を通じて丁寧な論文指導を行うほか、年一回、「グローバル・スタディーズ学会」を開催し、院生に報告の機会を提供することで、指導教員以外のスタッフから助言を得る機会を設けています。また、博士後期課程の院生には、関連学会での報告や学術雑誌への論文投稿を促すと同時に、年一回、研究報告書の提出を求めることで、研究の進捗状況を把握し、博士論文の執筆が着実に進んでいくよう後押ししています。
また、同志社大学全体の取組みとしては、キャリア・センターを中心に博士課程に在籍する院生のキャリア形成を支援すると同時に、「同志社大学特別任用助教」、「特別任用助手」、「外国人助手」の制度を設け、博士後期課程修了後のキャリアパスを支援しています。
学位取得までの流れ
博士論文の提出要件
- 【2013年度以降生】
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博士論文を提出しようとする者は、原則として以下の3要件をすべて満たすものとする
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- ①
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公刊の学術論文2本以上 (うち、査読付論文を1本以上)
- *
- なお、査読付研究ノート2本で査読付論文1本の扱いとする
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- ②
- 学会発表1回以上
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- ③
- 博士学位論文予備審査に合格していること
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- 【2012年度以前生】
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博士論文を提出しようとする者は、原則として以下の3要件をすべて満たすものとする
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- ①
- 公刊の学術論文2本以上 (うち、査読付論文を1本以上)
-
- ②
- 学会発表1回以上
-
- ③
- 博士学位論文予備審査に合格していること
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大学院生の日常
- 在学生、Nさん
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博士後期課程に在籍して戦後日本の食糧政策や料理家の歴史を研究しています。
現在、博士論文を少しずつ書き進めていますが、この段階になると時間の融通がかなり利くようになります。研究の進め方は人それぞれですが、自分は出来るだけ同じペースで日々を過ごすようにしています。
一週間の過ごし方として、大きく①自分の研究を進める日、②ゼミに出席して議論をする日、③仕事(アルバイト)をする日に分かれています。
①の場合、その時の自分の関心に沿って文献やインターネットを用いて調べ物をして、その成果を文章に起こすことになります。資料が遠方の図書館や資料館にあることも多いので、空き時間を調整して、必要な資料を求めて出かけることもあります。資料が集まるとそれを読み込み、そこから考えたことを文章にします。それをまとめて徐々に論文として仕上げていきます。
②の場合、週に一度ほどゼミの時間があります。ここでは同じゼミに所属する学生が、数時間かけてそれぞれの研究を共有します。自分が発表の担当となる場合は議題の設定を行い、他の学生の担当の会は事前に用意された資料を読むなど、ゼミの日は事前準備をして臨むことが多いです。ここでそれぞれの研究について議論を重ねることで、論文を書き進める際の着想を得ています。
それ以外の時間で、アルバイトに従事して生計を立てています。自分の場合、仕事を週末に集中させることで、週の前半は自分の研究、中盤はゼミ、後半は仕事、と大まかな区切りを立てて一週間を過ごしています。
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