教員一覧
グローバル社会研究クラスター
氏名 |
西川 由紀子(ニシカワ ユキコ) 博士後期課程教授 研究者データベース(オリジナルサイト) |
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研究室 |
志高館282 E-mail: ynishika@mail.doshisha.ac.jp |
研究指導課程 | 博士前期課程・博士後期課程 |
研究分野
紛争・平和研究
安全保障(人間の安全保障)
東南アジア地域研究
プロフィール
大学では国際関係論を学び、紛争について考えるきっかけとなりました。紛争と平和について学ぶためイギリスの大学院で平和学を専攻しました。紛争を解明し、その解決や管理のための多様なアプローチを学ぶとともに、個人と社会、また国家の制度や統治のあり方が紛争と平和にどのように影響するのかについて考えてきました。大学院時代を含め、これまでにボスニア・ヘルツェゴビナ、東ティモール、ケニア、ウガンダ、タイなど、様々な地域でフィールドワークを行いました。国によって異なる法制度があり、またそこに暮らす人々がもつ考えや価値観が多様ななかで、個々の多様性を認めながら平和で安定した国をつくるということについて皆さんと考えていきたいと思っています。
学生へのメッセージ
社会科学は、人と人の関係、人と社会・国家の関係、人とグローバル(国際)社会の関係などを検討するように、人(人間)を中心に据えた研究領域です。どれほど科学技術が進んでも、人間と社会、人々の生活と安定を考えることなしに行われる科学技術の進歩は、人間にとって両刀の武器となりえます。グローバル化にも正の側面と負の側面があるように、学問や科学技術の追及についても同様のことがいえます。転換期を迎える世界にあって、そこで生じる多様な問題について、人間のウェルビーイングを中心に据えて多角的に分析できる視点とスキルを持つことが不可欠です。
紛争や平和に関する研究は数多くありますが、まだまだ研究されていないことが多い領域でもあります。特定の国や地域の視点から得られる知見から、既存の理論や議論について再検討することも重要です。専門は東南アジア地域ですが、他の地域を含め、平和と紛争の問題に関心がある皆さんと一緒に研究ができればと思っています。
著書の紹介
西川 由紀子著
『Political Sociology of Japanese Pacifism, London: Routledge』 2018年
西川 由紀子著
『小型武器に挑む国際協力』(創成社新書)、2013年
西川 由紀子著
『Human Security in Southeast Asia, London: Routledge』, 2010年
西川 由紀子著
『Japan's Changing Role in Humanitarian Crises, London: Routledge』, 2005年
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