教員一覧
現代アジア研究クラスター

氏名 |
太田 修(オオタ オサム) 博士後期課程教授 研究者データベース(オリジナルサイト) 個人のホームページ |
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研究室 |
志高館269 E-mail: oota@mail.doshisha.ac.jp |
研究指導課程 | 博士前期課程・博士後期課程 |
研究分野
朝鮮近現代史
近現代日朝関係史
プロフィール
兵庫県北部で生まれて京都で大学を卒業しました。1989年に京都を飛び出してソウルの住人となりました。当初は2年間だけの留学の予定が、毎日わくわくどきどき過ごしているうちに11年半が過ぎてしまいました。2002年から京都の大学に勤務し、2010年4月にグローバル・スタディーズ研究科に着任しました。これまでの多くの人との出会いが私の財産です。
学生へのメッセージ
朝鮮半島の植民地支配、分断、戦争、民主化運動とは、どのようなものだったのでしょうか。それらは、今日の世界にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。また、人びとはその歴史の中でどのように生きてきたのでしょうか。
そうした問いについて考えてみることは、とても重要で、楽しいことです。時代をさかのぼって今日までの変化の諸相を明らかにしたり、国家の政治や経済だけではなく、人びとの暮らしや気持にも立ち入って、日本を含む東アジアや世界との関係の中で考えたりしています。
いっしょに考えてみましょう。これからの世界をつくり上げていく鍵がそこにあるかもしれません。
한반도의 식민지 지배, 분단, 전쟁, 민주화 운동은 어떤 것이었을까요? 그러한 것들은 오늘날의 세계에 어떤 영향을 끼쳤을까요? 또한 사람들은 그러한 역사 속에서 어떻게 살아왔을까요?
이러한 물음에 대해 생각해 보는 것은 대단히 중요하고 즐거운 일입니다. 시대를 거슬러 올라가서 오늘날까지의 변화의 여러 모습을 밝히거나, 국가의 정치, 경제는 물론 사람들의 생활이나 마음 속에까지 들어가 일본을 포함한 동아시아나 세계와의 관계 속에서 생각해 보곤 합니다.
함께 생각해 보지 않겠습니까? 앞으로의 세계를 만들어 가기 위한 열쇠가 그 곳에 있을지도 모릅니다.
著書の紹介

『[新装新版]日韓交渉―請求権問題の研究』 クレイン、2015年
1952年から65年まで行われた日韓国交正常化交渉の過程を、請求権問題を中心に解き明かした研究書。交渉過程では、植民地支配正当化論と冷戦の論理、ナショナリズムが前面に押し出され、植民地支配の責任は不問に付された。

太田修 著
『朝鮮近現代史を歩く―京都からソウルへ』 思文閣出版、2009年
近現代の朝鮮半島とそれにつながる人々の歴史と縁(ゆかり)のある場所を訪れて、そこの風景やモノを見たり、人に出会ったり、史資料を読み、ゆっくり考えた中から生まれた、多様な記憶をたどる「旅」。

『同志社コリア研究叢書4 植民地主義、冷戦から考える日韓関係』 同志社コリア研究センター、2021年
冷戦下において植民地支配や戦争による暴力を覆い隠そうとした国際関係や政治外交を批判の俎上にあげ、人びとの植民地支配・戦争の記憶や経験、人やモノの行き来、地域・コミュニティの様相、思想的交流などについて論じた。

『東アジア冷戦の文化』 ソミョン出版、2017年
東アジアの冷戦は、共同体の生活・文化や個人の認識・記憶にいかなる影響を及ぼしたのか、朝鮮半島と日本列島をまたぐ地域を中心に、トランスナショナルな視点から考えた。