1. グローバル・スタディーズ研究科ホーム
  2. 2020年度のニュース一覧
  3. 研究科長からのメッセージ~大切なあたり前の営みのために~

研究科長からのメッセージ~大切なあたり前の営みのために~

'20年5月22日 更新
在学生のみなさまへ

新型コロナウィルスの影響が続いています。大学院の授業は対面授業ができず、また学生さんのキャンパス内への入構が制限されているなか、みなさんにはたいへんなご不便をおかけしています。オンライン授業については、教員、職員ともに円滑な運営と教育の質を確保することに努力しているところですが、学生のみなさんはストレスの多い毎日を強いる結果になっているのではないかと思います。

グローバルな感染拡大とその影響が、政治、社会、経済、文化のあらゆる面で影を落としていることは言うまでもありません。感染拡大がいったん終息しても、再びウィルスの勢いが復活する可能性があり、以前のような生活にもどるには5年から10年かかるかもしれないとも言われています。こうした「新しい日常」によって、私たちがこれまで当たり前だと思っていたことが必ずしもそうではないことを、毎日感じながら生活しているのではないでしょうか。大学に普通に通うこと、友だちと一緒にカフェで語り合うこと、アルバイトをして欲しかったものを買うこと、そうした当たり前の営みが、実はいかに大切でかけがえのないものであるかを感じているのではないでしょうか。

この困難な時期には、新たな発想と価値観が求められていると言われています。大学こそがそうした場であると思います。他方、私たちは「新たな日常生活」を送りながら、次の時代を生きるには何が必要なのかを模索しているところではないでしょうか。新たな発想が重要だとは思っても、簡単に発想の転換をすることはむずかしいように私は感じています。でも、新たな価値観は、実はとても身近なところにヒントがあるように思います。1か月ほど前、ニュージーランドのアーダーン(女性)首相は、新型コロナ感染に立ち向かうに当たって、自宅の台所から国民にメッセージを送っていました。”Please Be Strong and Be Kind” (強くあってください。そして(人には)やさしく)ということばでした。社会的距離を保つことが自分を守るだけではなく、家族や友人を守り、そして私たちのまわりの生きているすべての人たちを守ることになるという、このたいへんな状況のなかで、この語りかけは私たちがグローバルな世界で生きていくうえで普遍的なメッセージではないかと感じました。

グローバル・スタディーズ研究科は、烏丸キャンパスの志高館にあります。そのキャンパスも今はひっそりと人気(ひとけ)がなく、さみしい空間になっています。志高館は、文字通り、「志は高くあれ」という意味です。再び、みなさんが自由に入構でき、キャンパスに活気があふれる日が訪れるのを、心から待ちわびています。その日まで一緒に、学びへの志は常に高く保ちながら過ごすことができればと願うばかりです。みなさんとキャンパスで直接お目にかかれる日が早く到来しますように。


グローバル・スタディーズ研究科長
中西 久枝
001
在学生のみなさまへ

新型コロナウィルスの影響が続いています。大学院の授業は対面授業ができず、また学生さんのキャンパス内への入構が制限されているなか、みなさんにはたいへんなご不便をおかけしています。オンライン授業については、教員、職員ともに円滑な運営と教育の質を確保することに努力しているところですが、学生のみなさんはストレスの多い毎日を強いる結果になっているのではないかと思います。

グローバルな感染拡大とその影響が、政治、社会、経済、文化のあらゆる面で影を落としていることは言うまでもありません。感染拡大がいったん終息しても、再びウィルスの勢いが復活する可能性があり、以前のような生活にもどるには5年から10年かかるかもしれないとも言われています。こうした「新しい日常」によって、私たちがこれまで当たり前だと思っていたことが必ずしもそうではないことを、毎日感じながら生活しているのではないでしょうか。大学に普通に通うこと、友だちと一緒にカフェで語り合うこと、アルバイトをして欲しかったものを買うこと、そうした当たり前の営みが、実はいかに大切でかけがえのないものであるかを感じているのではないでしょうか。

この困難な時期には、新たな発想と価値観が求められていると言われています。大学こそがそうした場であると思います。他方、私たちは「新たな日常生活」を送りながら、次の時代を生きるには何が必要なのかを模索しているところではないでしょうか。新たな発想が重要だとは思っても、簡単に発想の転換をすることはむずかしいように私は感じています。でも、新たな価値観は、実はとても身近なところにヒントがあるように思います。1か月ほど前、ニュージーランドのアーダーン(女性)首相は、新型コロナ感染に立ち向かうに当たって、自宅の台所から国民にメッセージを送っていました。”Please Be Strong and Be Kind” (強くあってください。そして(人には)やさしく)ということばでした。社会的距離を保つことが自分を守るだけではなく、家族や友人を守り、そして私たちのまわりの生きているすべての人たちを守ることになるという、このたいへんな状況のなかで、この語りかけは私たちがグローバルな世界で生きていくうえで普遍的なメッセージではないかと感じました。

グローバル・スタディーズ研究科は、烏丸キャンパスの志高館にあります。そのキャンパスも今はひっそりと人気(ひとけ)がなく、さみしい空間になっています。志高館は、文字通り、「志は高くあれ」という意味です。再び、みなさんが自由に入構でき、キャンパスに活気があふれる日が訪れるのを、心から待ちわびています。その日まで一緒に、学びへの志は常に高く保ちながら過ごすことができればと願うばかりです。みなさんとキャンパスで直接お目にかかれる日が早く到来しますように。


グローバル・スタディーズ研究科長
中西 久枝